しょっかんの研究所

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ごはんは冷めると、おいしくなくなる?

冷めたごはんは、炊きたてとくらべて物足りない気がします。何がどう変わっているのかを、押して測って確かめました。

やったこと

パックご飯を温めて、炊きたてと1 時間後を用意しました。 どちらも同じように、上から 2 回続けて押します。人が 2 回噛むのを真似た測り方です。 1 回目で何が起きて、2 回目でどう変わるかを見ます。

わかったこと

024602652動かした距離の累計 [mm]荷重 [N]炊きたて1 時間後
炊きたてと 1 時間後を、同じように 2 回続けて押したときの線。上に出ている山が「噛むのに要る力」、0 より下に沈んでいるところが「引きはがすのに要る力」です。1 時間後はどちらも小さくなりますが、2 回目と 1 回目の比は変わりません。くわしくは企業の方へのノートで。

軟らかくなります。噛むのに要る力が 4 割ちかく減りました。
くっつかなくなります。引きはがすのに要る力が 2 割減りました。
でも、まとまりは変わりません。1 回目と 2 回目の比はそのままでした。

3 つ目がだいじです。もし粒がバラバラになってしまったのなら、 2 回目に押したときの手ごたえが 1 回目よりぐっと落ちるはずです。ところが、その比は変わらなかった。 粒そのものが崩れたわけではないということになります。

どうしてそうなるの?

変わったのは、粒どうしの関係のほうです。

ごはんは、たくさんの粒がくっつき合って塊になっています。炊きたては粒の表面がまだ落ち着いておらず、 となりの粒と強くくっついている。時間がたつと、このくっつきが弱まります。 粒が壊れたのではなく、粒と粒のあいだがゆるんだ。

押しはじめの手ごたえが 3 つの条件でほとんど変わらなかったことも、これを支えています。 押しはじめは粒そのものを押しているので、そこが変わらないなら粒は変わっていない。 変わったのは、押し込んでいったときの詰まり方のほうでした。

冷めたごはんの物足りなさは、たぶんここから来ています。 やわらかくなって、粘りが減る。でも、ばらけてしまったわけではない。

この測定の条件や数値をくわしく見たい方は、研究ノートをどうぞ。

くわしい測定条件はこちら →

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