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ごはんは冷めると、おいしくなくなる?
冷めたごはんは、炊きたてとくらべて物足りない気がします。何がどう変わっているのかを、押して測って確かめました。
やったこと
パックご飯を温めて、炊きたてと1 時間後を用意しました。 どちらも同じように、上から 2 回続けて押します。人が 2 回噛むのを真似た測り方です。 1 回目で何が起きて、2 回目でどう変わるかを見ます。
わかったこと
軟らかくなります。噛むのに要る力が 4 割ちかく減りました。
くっつかなくなります。引きはがすのに要る力が 2 割減りました。
でも、まとまりは変わりません。1 回目と 2 回目の比はそのままでした。
3 つ目がだいじです。もし粒がバラバラになってしまったのなら、 2 回目に押したときの手ごたえが 1 回目よりぐっと落ちるはずです。ところが、その比は変わらなかった。 粒そのものが崩れたわけではないということになります。
どうしてそうなるの?
変わったのは、粒どうしの関係のほうです。
ごはんは、たくさんの粒がくっつき合って塊になっています。炊きたては粒の表面がまだ落ち着いておらず、 となりの粒と強くくっついている。時間がたつと、このくっつきが弱まります。 粒が壊れたのではなく、粒と粒のあいだがゆるんだ。
押しはじめの手ごたえが 3 つの条件でほとんど変わらなかったことも、これを支えています。 押しはじめは粒そのものを押しているので、そこが変わらないなら粒は変わっていない。 変わったのは、押し込んでいったときの詰まり方のほうでした。
冷めたごはんの物足りなさは、たぶんここから来ています。 やわらかくなって、粘りが減る。でも、ばらけてしまったわけではない。
この測定の条件や数値をくわしく見たい方は、研究ノートをどうぞ。
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